ケイくんの胸に頬を当てて髪を撫でられるのが好き。


大きな手で優しくゆっくり髪を撫でて、時々髪をとかす。


髪がサラサラッと流れるようにケイくんの指を滑り落ちる。


少し短くした私の髪をケイくんはとても気に入ってるらしい。


ケイくんの胸は広くてあたたかい。


見上げる私を笑わせるためなのか、変な顔をするのも優しい目で見ているのもすごく好き。


彼もこんな風に愛おしそうな目で私を見ていたなってもう随分前のことなのに少しだけ思い出す。


彼に対する想いとケイくんに対する想いは異質すぎて比べることもできない。


彼を切り離したのは私なのにね。


身勝手な想いはどこにも行けずにさまよってるみたい。


三年という年月は短いようで、一方でちゃんと情を育んでたらしい。


行ったり来たりブレブレなのはいつまでも変わらないのかな。



不倫・婚外恋愛ランキングへ